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伊藤 緑 Midori Itou
サクソフォーン奏者
BodyChance認定 アレクサンダーテクニーク教師
国際アレクサンダーテクニーク協会(ATI)認定教師
日本アレクサンダーテクニーク協会会員
メンタル心理カウンセラー
上級心理カウンセラー
経歴
8歳からピアノ教室に通い、10歳から小学校のマーチングバンドでトランペットを始め、14歳で吹奏楽部サクソフォンに転向し、その後専門的にサクソフォーンを学びました。
消防音楽隊入隊・退職後、愛好家時代を過ごし、30歳で音楽大学入学を経て、音楽コンクールで成績をいくつも残し、部門1位の受賞を果たすなど異色のタイプ。大人になってからチャレンジを繰り返し成果を出してきました。
年齢を重ねていくことによる体力的な問題や、演奏時の不調から回復できずにいることに悩んでいて、その頃、アレクサンダー・テクニークに出会い、その専門性に惹かれ教師になることを決意しました。
2017年アレクサンダーテクニーク教師養成校BODYCHANCEに入学をし、2022年すべての課題とトレーニングを終え有資格者となり、2024年に国際アレクサンダーテクニーク協会(ATI)の認定試験を合格。認定教師となりました。
在学中から、カラダとココロについての演奏者向けの教室を始め、いまではアレクサンダーテクニークを活用した演奏者向けのレッスン、アレクサンダー・テクニークそのものに興味のある方へのレッスンを行っています。
演奏者のココロの悩みに触れる機会も増え、心理カウンセラーの資格を取得することを決意し取得。アレクサンダー・テクニークと心理カウンセリングと、両方を活用したレッスンを行っています。
セラピストやボディーワーカーなどにも教えています。受講者は500名を越え、受講者さまの新たな可能性の発掘や、サポートを行っています。
アレクサンダーテクニークを、ジェレミー・チャンス、キャシー・マデン、サラ・バーカー、トミー・トンプソン、グレッグ・ホールダウェイなどの海外教師をはじめ、BODYCHANCE所属の日本人教師陣より手厚い指導により学ぶ。
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サクソフォンを、石渡悠史、冨岡和男、彦坂眞一郎、田中靖人各氏に師事。
第9回 横浜国際音楽コンクール部門 第1位
第8回 横浜国際音楽コンクール部門 審査員奨励賞
第17回 “長江杯”国際音楽コンクール 第4位
第15回 “万里の長城杯”国際音楽コンクール優秀賞
自分の力をしっかり発揮できるように。
私は、とても遠回りをしながらも、やりたかったことをどうにか達成したかのように思います。
ですが、カラダについての悩みや、ココロの悩みも多く抱えていました。
特に演奏時の呼吸では、「うまくいっていない」という自覚があり、自分の力加減や感覚をどのように受け入れたらいいのか、どんどんわからなくなっていきました。そして、何度もスランプを繰り返すようにもなりました。
音が鳴らないという苦痛は、自分の感覚がわからない状態にもさせていきました。
同じ頃、バセドウ病であることがわかり、演奏しようとするとカラダが震えるようにもなって楽器が思うように吹けなくもなっていきました。治療をしながら薬でで震えを抑えながらも、根本的な解決にはならず、それでも、どうにか達成したいという思いだけでコンクールにチャレンジしていたのです。
目指す演奏があったとしても、自分の体の感覚がわからない、思い通りにいかない。
一般的な演奏法の情報だけでは、改善に至らず、もう少し詳しく調べたところでアレクサンダーテクニークの情報に出会い、レッスンを受けてみることにしたのです。
自分のカラダでありながらも、どのように付き合ったらいいのか知らないことも多く、そこで教わることはとても新鮮で、私の音と呼吸の問題はどんどん変わっていきました。そして震えの問題も、学校を卒業する頃にはほとんど気にならない状態まで回復して、バセドウ病も寛解していました。
そして、あまり表に出せない悩みでもありますが、不安や緊張も沢山ありましたし、我慢や忍耐・強引な励ましではなく、前に進んでいけるような思考や感情(ココロ)との有効的な付き合い方など、様々なことを学んで卒業することができました。
無我夢中にやり続けるのもいいけれど、自分の力でできるんだという実感を得るには、カラダもココロもありながらパフォーマンスに向かっていけることが、それがとても大切なことなのだと思うようにまりました。
演奏者が、カラダやココロについて勉強する機会が少ないために、一人で悩み続け、力が発揮できない、いつも辛いチャレンジになり続けてしまう。
そのような方のために、サポートできる活動をしたいと思っています。
演奏をされない方でも、カラダとココロについて興味がある方、アレクサンダーテクニークそのものに興味のある方も、ぜひお越しいただけたらと思います。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。